レオとわたしの闘病記 2 —レオ、右耳を狙う—
後から振り返れば、
レオは病気に気がついて私の命を救おうと必死だった行動だったのですが、
あの時の私は、右耳がスリッパや靴下レベルで臭い女
なんだと思っていました(笑)
この話し、テレビ番組ではカットされてしまったけれどすごく大事なところ。
もしこの事が無かったら私は生きていない
もしくは
今頃、後遺症に悩まされていたでしょうし、
愛娘のレイにも恵まれなかったでしょう。
愛する家族を守ろうと
必死になって寄り添って奇跡を起こそうとした
一頭のラブラドールのお話の始まりです。
2008年2月のこと。
レオがいきなり右耳を舐めてきました。
それも一回だけではなく、隙があれば何度も狙って・・・
決まって右耳・・・
もしかして私の右耳・・・
臭いんじゃ!?( ̄□ ̄;)
そう思った私は、毎日必死になって血が出るまで耳掃除をしました。
綿棒を濡らして綺麗に拭き取ってみたり・・・
それでもレオは私の右耳を狙ってくる・・・
そのうちレオは、家にいるときは母にベッタリだったのに 私の後をついて歩くようになった。
お風呂に入るときは 脱衣所のドアの前で待機し、
自分の部屋に入れば 「出てこい!」 と言わんばかりに 部屋の前で吠えたり・・・
どこに行くにもそばにいたがった。
そして右耳を狙う・・・(-_-)
そんなに臭いか??? 私の右耳・・・(涙)
そんな右耳を狙われる生活が一ヶ月程続いた ある日の朝のこと。
いつもどおり会社に行こうと低血圧の体に鞭を打ってやっと起き上がり、
部屋のドアを開けた時、 不思議な感覚が・・・
逆に閉めてみても 不思議な感覚・・・
「何だろう???」
もう一度開けてみても同じ感覚・・・
「私、寝ぼけてる?」
リビングに行ったら母が「おはよう」と。
また同じ感覚・・・
やっとこの感覚の状況を理解でき、おはようの挨拶も忘れて母に伝えた。
「ねぇ、私、右耳が聞こえないみたい」
。。。つづく
右耳を追い回していた頃のレオ。
車の中から外を眺めるのが大好きでした。
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