レオとわたしの闘病記6 ―レオ、看病する―
前回はレオが寄り添って起こした奇跡に救われた話しをしましたね。
レオは自覚症状が出る前から病気に気がつき、舐めて治そうとしてくれたのでは・・・???
と、最後には飼い主バカで終わりましたが(笑)、
ワンちゃんと一緒に暮らす人なら、ワンちゃんの能力のすごさを理解してくれるはず…!
癌探知犬だっていますしね(^ ^)
それでは、今回も飼い主バカ全開でお届けします!
退院して帰宅するとレオが玄関で出迎えてくれた。
いつもなら飛びついてくるのに、尻尾を振って私に寄り添うだけ。
飛びついたら危ないことを 分かっていたのね・・・
そして、あれだけ追いかけて右耳を舐めていたのに、全く舐めなくなった。
舐めてはいけないことが分かっていたのかな?
食べ物には目がないけれど、賢いねぇ・・・(*^-^*) ←飼い主バカ
点耳薬が処方されていた。
液体で目薬みたいな容器に入っていて、耳の中に数滴入れて10分たったら出すもの。
液体だからこぼれないように右耳が上になるように寝転がって使っていた。
これを朝晩の2回やっていたのだけれど、朝はうっかり二度寝しちゃってね・・・(笑)
そんな飼い主が心配だったのか、10分たったらレオが起こしてくれましてね。。
まぶたをめくり上げるようにペロンと舐められて、
ビックリして起きたらピッタリ10分・・・Σ(゚Д゚)
偶然だろうと思ったけれど・・・
その翌日も翌々日も、ずっと10分で起こしてくれた。
どうやって10分を計っていたのだろう・・・
我が愛犬ながら天才だと思った(笑)
仕事は相変わらず忙しかった。
そしてワーカーホリックだった私は、 退院しても仕事のスタイルを変えなかった。
頭に包帯を巻いてラッシュの電車に乗って通勤して、
北海道の出張も飛行機に乗れないから同僚とは別スケジュールを組んで陸路で移動して、全てを根性でこなしていった。
一方で入院前と変わらない激務に体がどんどん壊れていき、朝の行きの電車の中で倒れたり吐血したりしていた。
術後の経過も良くなく、鼓膜の代わりに移植した筋膜に上手く血液が流れなくて穴が空いてしまった。
だからもちろん聴力は回復しなかった。
味覚障害も抜けなかった。
それでもワーカーホリックは抜けず、ひたすら働き続けた。
再び壊れていく体に不安を感じつつも、やればやるほど上がる数字が楽しくて進み続けた。
大切なものを見失っていたことに 気付かずに・・・
。。。つづく
術後の会社での私。
虫歯の人みたいでしょ〜(≧▽≦)
顔の右は晴れ上がってパンパン(笑)
この頭で通勤していました(^ ^)
今となっては良い思い出ですが・・・
こんなになってまで働くことはオススメしません(笑)
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